仮想通貨って、上がるときはガツンと上がるけど、
落ちるときもドカンと落ちる――。
そんなジェットコースター相場を象徴するのが、2018年。
この年はまさに「仮想通貨バブル崩壊」とも言える1年でした。
ビットコイン、200万円→40万円台へ…
2017年末にかけて、ビットコインは一気に200万円近くまで上昇!
「これは時代が変わる…!」と盛り上がったのも束の間。
2018年にはわずか1年で約41万円まで暴落。
つまり、約79%もの価値が消し飛んだわけです。
当時は他の通貨も例外ではなく、イーサリアムやリップルなども軒並み急落。
SNSやYouTubeでは「〇〇で破産しました…」という投稿もちらほら。
コインチェック事件が大打撃に…
2018年1月、日本国内の仮想通貨業界を揺るがす大事件が発生。
それがコインチェックのハッキング事件です。
- 約580億円相当のNEM(ネム)が流出
- セキュリティの甘さやホットウォレット管理が問題視
- 金融庁の規制強化に発展
この事件で、仮想通貨に対する信頼は一気に冷え込みました。
ICOバブルも崩壊へ…
2017〜2018年は「ICO(Initial Coin Offering)」という資金調達ブームもありましたが…
その多くが実態のないプロジェクトや詐欺まがい。
当然ながら失敗・破綻が続出し、投資家の資金もごっそり消えてしまうケースが後を絶ちませんでした。
でも、あれから市場は“ちゃんと”変わった!
あの大暴落と混乱の中で、仮想通貨業界はしっかり学びました。
✅ コインチェックも大幅に改善!
事件後、コインチェックはマネックスグループ傘下となり…
- セキュリティ体制を大幅強化
- コールドウォレットでの管理徹底
- 金融庁登録済みの正規交換所に
現在では、国内大手の中でもセキュリティ面での信頼度が高い取引所へと進化しています。
暴落=終わりじゃない。むしろ通過点
2018年の暴落はたしかに痛かったですが、
その後の仮想通貨市場は何度も復活しています。
- BTCは2021年に再び700万円台へ
- イーサリアムなどのエコシステムも拡大
- Web3、DeFi、NFTなど新しい動きも続々
そして何より、今の仮想通貨市場には
「もう同じ失敗は繰り返さない」という土台があります。
まとめ:下落は“洗礼”。乗り越えて市場は強くなる!
- 2018年はビットコインが200万円→41万円へ大暴落
- コインチェック事件で市場の信頼が一気に低下
- ICOバブルも崩壊し、仮想通貨冬の時代へ
- でも今は、あの経験があったからこそ今がある
仮想通貨の世界に“絶対”はないけど、
だからこそ、リスクと向き合う目線が大切。
そして、下落を学びのチャンスに変えられる人が生き残る――
そんな市場だと思います。